鬼門!遠賀の陣(GW杯第二戦速報)
一方的な展開で幕を開けたGW杯。セカンドステージはフィールドB下流で行われた。
九州屈指のバスリバーとして名高いこのフィールドは、近年のトーナメント過剰傾向
を反映してか、以前のような爆発力は影を潜めて久しい。一尾の価値が高まった、そ
んな昨今ならではの“魅せる釣り”を両選手は期待された。
5/1(土) GWシリーズ第二戦 フィールドB(下流) 6:00〜9:00
天候:曇り→晴れ 無風→北寄り微風 水位:平水 水温:19℃ 水質:
マッディ&スティン
Result: 1st T.K 1,220g (2fish)
2nd H.N 0g
Total: 1st H.N 3,460g (3fish)
2nd T.K 1,220g (2fish)
最初にウェイン会場に向かったのはN口選手。ところが、突如その場でライブウェル
を破壊するパフォーマンスに会場は一瞬どよめいた。なんとまさかのノーフィッシュ
!続いて、落ち着いた表情で会場に現れたのはK原選手。しかし、彼もまたその場で
頭を抱えて座り込んでしまうのだった・・・。
K原選手: 「まず事前の状況判断としては、〈スポーニング〉という言葉を捨て
ました。今年のフィールドB下流は3月末頃がスポーニング全盛であったと捉え、大きな魚は
今日5月1日には既に体力を回復しつつあるのでは、という予想です。なお第一戦にお
いて3kg超の差を開けられたという事もあって、リミットを揃えつつキロアップも積
極的に狙うという難題に挑まなければなりませんでした。
まず某流入部を軽く流し、某堰へ。○ーナッツで推定200g(6:50)。○ンコーで
620g(7:20)を追加。バイトはあるもののノらないアタリが5回。結局リミットを揃え
られず8時を迎えました。
北寄りの微風が吹いてきたので、得意?の某橋脚へ。そこで本日初めてルアー
を○○に換えると一発で強烈なバイト。夢にまで見たキロフィッシュ(8:20)。これで
揃ったものの、当初の大逆転のシナリオには全く届かず、自己嫌悪状態で終了。する
とN口氏0gでびっくり!そして私の620gが完全死魚で二度びっくり!不注意が招いた
悲劇でした。
二人とも顔を洗って出直しです。」
N口選手: 「甘い甘い、(K原選手の)詰めが甘い!そんなことではこの私を倒す
のは到底無理だ。今日は一日プラをやり通すつもりで臨んだ。おかげで(大きい)魚
の動きを完璧に把握することができた。終了間際に1バラシあったが、それはどうで
も良いことだ。魚が獲れなかったことは予測の範疇だったので、まったく気にはして
いない。この借りは、次の○賀で5倍にして返す。」
次第に熾烈さを増してきたこの戦い。次は会場をフィールドAに戻し、いよいよ恐怖の3連戦
がスタートする。好御期待。